中学3年生 男子(2019年参加)
今回のプログラムは僕にとって「初めて」がたくさんありました。当日の朝まだ実感はありませんでしたが、家族にさようならを告げ希望と共に旅立ちました。
ハノーバーのキャンプ場に着くと、キャビンのカウンセラーJuliusが温かく迎えてくれました。
キャビンのメンバーも個性豊かで楽しかったです。最初の頃は中々話しかけられず一人でいることが多かったように感じますが、一人でハンモックに寝ているとMy best friendsのBillyとPlatonが話しかけてくれたのはとても嬉しかったです。
カウンセラーが夜中頑張って考えて準備してくれたミニゲームは、知らない人とも協力して一つの目的に向かってチャレンジしました。様々なプログラムがあったため毎日が楽しくまたとても疲れました。夜になると再び皆が集いキャンプファイアーをしながら歌ったのは、一日をしめくくるのには良いと思いました。
あいさつをかわすことで信頼が深まっていくのを感じました。Good morningなどの一言でハッピーになれるので進んであいさつをしました。あいさつをする大切さを実感すると共にあいさつをする習慣がつきました。
日本人で固まりがちでしたが、Billyが率先してさそってくれたので友達も増えました。Billyといることで日常会話などの英語力が上がりました。皆といると楽しくて一緒にいると安心できるようになりました。
Japanese Nightでは、とうろうの作り方を実際に見せることでうまく伝わりました。プールでとうろうを流したときは、とても美しかったです。
キャンプが終わり様々な人と別れましたが、ドイツ中を周るのはとてもワクワクしました。ベルリンはビルが少なく伝統的な建物が多かったです。
ダッハウ強制収容所では考えられない虐殺が行われていました。当時、収容されていた人たちが殺されたり、
苦しんでいたかと思うと心が苦しくなりました。実際に使われた焼却炉やガス室を見て、そこでたくさんの人が死んだと思うとゾッとしました。死体がたくさん積み重ねられた写真や収容されていた人の持ち物などが展示されていて、人が人に対してできることではないと思いました。
今回のプログラムを通して、海外と日本では常識やマナーが違うので気を付けなければならないと思いました。そして、もし文化やマナーが全く違うならば周りに合わせることが大切だと感じました。
また日本の東京大空襲や沖縄戦、広島、長崎原爆投下だけでなく、海外に足を運んで平和を学ぶことが大切だと考えました。
高校1年 女子(2019年参加)
ドイツのこのプログラムは、どういう訳か心が行かないと後悔するといったような気がして、突発的に参加を決めた。
ドイツは英語圏の国ではないので、相手が言っていることをしっかり聞きとったりというアクセントの課題が心配だった。案の定、耳にアンテナをしっかりはってないと聞き取れないことがたくさんあった。
でも、みんなに優しく接してもらってルールを理解することができた。ネイティブじゃないドイツの子でもそれを分かりやすく、簡単に教えようとしてくれた。そのおかげでコミュニケーションとれたし、伝わったときにお互いにほっこりすることが多かった。そしたら笑顔をみせることが多かったため、よりたくさんの国からの友達が増えた。特にキャビンのメンバーとは全員と仲良くなった。だからいつものキャビンチャットの前やその時は、ひと言いってからおわるのではなく、どうしても話したくて長びいてしまうことが多かった。キャビンチャットのあともたのしくおしゃべりして寝るのがあたり前になった。
同じキャビンのロシア人の子はBTSとか韓国又はアジアの子とかに興味があってゴシップとかでも一緒にもり上がった仲になって、Friendship Braceletをつくって交換した。
このプログラムで、はじめてたくさんの色々な国の友達ができた。そして、これからもつながっていれるようにできた。別れてからもチャットできたのはうれしかった。これからもチャットをつづけて、またいつかスクリーン超しではなく実際に会えたらうれしい。
私がこのドイツプログラムに参加したのは、2週間のインターキャンプがあったからです。
インターキャンプの方が、2週間1日中一緒に過ごすので距離感が近いものになると思ったからです。
そして、私はこのプログラムで英語力の向上を計るのを目標として行ったわけではありませんでした。それでは、何のために行ったかというと自分と年の近い他国の子に触れて、自分の本当にしたい事や、やるべき事を自分自身で選択する力を養うためでした。
実際ドイツに行き、ドイツ、アメリカ、スペイン、ロシアの子たちは自分で物事を選択する能力を常に持っていました。日本人が他国の人と異なる点はいくらかありますが、私は一番の決定的な違いは日本人は自分の意見を持っている人が少なく、周りの雰囲気に流されやすいという点だと思いました。そして、キャンプ中でも自分の意見を持つことが求められました。
私達はJapanese Dayで1945年8月6日午前8時15分に落ちた1つの原子爆弾のことについて、そしてその原爆によって亡くなった貞子さんの話をしました。
今回のインターキャンプでは、どの国も太平洋戦争や第2次世界大戦に深く関わっているので、私は正直、原子爆弾や戦争に関する話題に触れることが怖かったです。何故なら特にドイツ、ロシア、アメリカ、日本は戦争で深い傷を負いました。そして他国にも深い傷を負わせました。
私達にこの戦争の責任を負う必要は無いと私は思っています。そして過去の戦争で私達インターキャンプに参加したメンバーの関係が崩れる可能性があることもおかしな事だと私は思っています。しかし、その可能性を畏怖する程に私達にとって戦争は大きな存在でした。
私のキャビンには中国のハーフの子がいました。その子はその日のキャビンチャットでこう言いました。「私は、今日自分の故郷中国の事を思い出した。中国は戦争で日本から酷い迫害を受けた。そして今日のJapanese Dayで広島の原爆の話を聞いた。私はすごく複雑な気持ち、けれども私は日本人の事を愛しているし、大好きだ。」と。彼女の正直でまっすぐな感想を聞いて私は泣きそうになりました。その日プールで流した灯籠はとても綺麗でした。
ダッハウ強制収容所は1番最初に作られた強制収容所で敷地がとても広く、ガス室や焼却炉が当時のまま残っていました。広島にも原爆資料館がありますが、私は今回人生で初めて強制収容所を見て、広島の原爆資料館とはまた違った衝撃が走りました。
今回の旅は、私に沢山の出会いをくれました。そして、本来の目的だった「自分自身で選択する力を養う」これも養えたはずです。きっとこれから高2、高3と上がっていくにつれて将来について選択することが増えてくると思います。
ドイツプログラムに参加したことで、選択能力そして自分の意見をもつことが出来るようになっていたらいいなと思います。
高校1年 女子(2019年参加)
今回のプログラムを一言で言い表すと、とにかく驚きの連続でした。私自身こんなにもたくさんの海外の学生に囲まれて生活をしたのは今回が初めてで、本当にたくさんの刺激をもらうことができました。
私が驚いたことは主に、色々な国の学生の習慣や文化の違い、またそこから生まれた価値観などの違いと母国語が英語ではない学生の英語のレベルの高さです。
1つ目のものに関しては、ざっくり言うと衣食住すべてに置いて日本とは異なっていました。どちらのやり方にも一長一短があるので、互いの良い所を取り入れあいたいと感じました。
5カ国もの学生が共に生活すると、本当に様々なルールがたくさんありました。お互い妥協したり、主張したりで、それもこういうキャンプならではで、すごく面白かったです。どのルールも、最終的にはそこにつながるように思います。これに関しては、お互いの主張をしつつも少しは郷にしたがう的なことが大事なのかなと思いました。
2つ目に関しては、このキャンプに参加していた学生の英語のレベルは本当に高く、英語をわざわざ勉強して喋っているということを感じさせないというか、何というか本当にすごくておどろきました。みんなで共通で喋れる言語があって違う国の人とコミュニケーションを取れるという事は、本当素晴らしいことだなと今回改めて再確認しました。
最後に、色々な国の学生と一緒に生活をするという事はどこかの国にただ行くだけでは出来ません。そして色々な国の人が喋るには共通の言語が必要です。そして、そこで意思の疎通がはかれたとしても、お互いがちょっとでも歩み寄ったり、興味を持たないと始まりません。そして、どんな相手にでも優しくすることが一番大事だと思いました。外国にいると色々不自由なぶん、特に人の優しさが身にしみます。今回のキャンプで国ごとの違いもたくさん発見して、それもとても面白いし、逆に国がちがっても同じことも発見しました。面白くて笑うことやゴシップや盛りあがるポイント。そんなことも大事にしていきたいなと思いました。
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